敷金・礼金がないと、マンションやアパートを借りる時に初期費用がかからなくてお得!!
と考えている方はおおいはずです。
実際、当店にこられるお客様も「敷金・礼金0円の物件」を探されている方がいらっしゃいます。
確かに金銭面を考えるとお得な気がしますが、一概には言えないこともあります。
今回は敷金・礼金0円の物件を選ぶ時の注意するポイントを4つご紹介します。
ネットで探した際に「敷金・礼金0円」とかかれていた場合、備考欄を必ずチェックしてみてください。
例えば「鍵交換代」「ルームクリーニング代」などの費用がかかれていませんか?
備考欄に書いてある費用を電卓で計算してみて、初期費用が実際どれくらいかかるのか?を確認するようにしてください。
ケースバイケースによっては敷金が1ヶ月の賃貸物件の方が初期費用が安い場合もあります。
敷金・礼金0円の物件の中には、退去時に修繕費やクリーニング代を借り側が全額負担する場合があります。
例え入居するときは費用を安く抑えられても、退去時に費用を支払うことになると、結局敷金、礼金を支払ったと同じようになってしまったり、場合によっては高くなる事もあります。
そうならないためにも、しっかりと確認しておくようにしましょう。
「敷金・礼金がかからない物件ですが、退去時に支払う場合がありますか?」と不動産屋に聞けば、調べてくれます。
例えば、出張なので短期の滞在の場合、初期費用はできるだけ抑えたいものですよね。当然、「敷金・礼金0円」の物件は魅力的です。
しかし、そのような物件の中には「短期解約(1年未満)の場合、違約金が発生」するのもあります。
違約金についてはネットでも備考欄に記載されているので、きちんと確認し、不安な場合は不動産屋で確認してもらうようにすると安心です。
敷金礼金0にする理由として、大家さんが早く空室をなくしたいと考えている可能性もあります。
例えば、
・建物が古い
・エレベーターがついていない
・街灯がなくて夜道が暗い
・幹線道路などがあり騒音がする
があります。
かかるお金も大事ですが、住む環境が悪いとストレスをかかえがちになり体にも悪影響を及ぼす元にもなります。
できるだけ初期費用は抑えたい。これは誰でも同じことを考えますよね。
ではここからは、敷金・礼金0円物件をお探しの方に、失敗しないポイントをご紹介します。
①契約書をしっかり確認
契約書には、原状回復費用の負担、違約金事項、敷金・礼金以外でかかる費用がかかれています。
「文字が多すぎて面倒くさい」
と思わずに必ず目を通して、わからない事は聞いておくと
「こんなはずじゃなかった・・・」
という事がなくなります。
②内見や入居時に室内の写真を撮影しておく
自分ではやっていない汚れや傷まで修繕費で支払うことがないように、住みたい物件の内見時や、入居時に室内の写真を撮影しておくと、余計な費用を支払わずに済みます。
③敷金・礼金の0円の理由を聞いてみる
理由を聞くことで、実は急なキャンセルによる空き室対策で0円になったこともあります。このような物件は条件がよい可能性が大。
実際お得な物件なのかどうかが判断できる材料になりますので、不動産屋に聞いてみるとよいですね。
敷金・礼金0円=お得と考えがちですが、場合によってはお得と言えないケースがあることがお分かりいただけたかと思います。
借りたい物件の情報のみでなく、周辺の家賃相場や周りの環境、その他にかかる費用はなにか、退去時の現状回復の費用負担など、総合的に見て判断するのが賢明ですね。