隣の部屋の騒音に悩んでいる・・・苦情や対処法を行う際に注意すること
賃貸アパートやマンションに住んでいる際、隣の人の騒音に悩まされた経験があるのではないでしょうか?
そういう筆者も、以前新しく引っ越してきた人は映画が好きなようで、夜大きな音で観ていたようでその音に悩まされた経験があります。
国土交通省から発表された「平成25年度マンション総合調査」では近隣の生活音が気になると答えた人は52%と過半数の人が気になる答えが出ています。
騒音は毎日続くと、寝つきが悪くなったりストレスが溜まって、体調を崩す原因にもつながります。
とは言え、お隣の方に苦情を言う前に以下のポイントを確認する必要があります。
上から騒音が聞こえる場合、上の階の住人だ!と思いがちですがマンションなどの集合住宅の場合は、材質にコンクリートが使われています。
コンクリートは空気の15倍も音を伝えやすく、また床下には配管などの空間もあり、その空間が太鼓のように音を増幅させます。
隣から騒音がするから文句を言ったら実は、上斜めの階の人が騒音の原因だったという話もあります。
音は増幅するため方向を勘違いしやすいので、よく確かめずにお隣に苦情を言ったら逆に怒られたという事もありえますので、しっかり確かめる必要があります。
隣の騒音が我慢できないからと直接苦情を伝えている方も多いですが、そのあとにあらぬトラブルを招くこともあります。
また感情的になって壁ドンをしていまいがちですが、逆にやりかえされたり壁が傷ついて退去後に修理代を請求されたりする場合がありますので、まずは冷静になって管理会社・管理会社が入っていない場合は大家さんに連絡をしましょう。
物件を管理する管理会社や大家さんは、住民間で発生するトラブルに対して適切な対応をする義務があります。
言葉で説明しずらければ、スマホで騒音を録音するのと同時に、メモしておいた方がよいですね。
「いつ」「どのあたりから」「どんな音か」「頻度はどれくらいか」を記録して管理会社に伝えると、管理会社のほうも調査がしやすくなります。
賃貸だから、隣の人の話し声や、音楽などの騒音はあきらめるしかないのか・・・。と思う前に自分でできる防音対策もありますのでいくつかご紹介します。
①家具で音を抑える
隣の部屋からの音は壁を伝ってくるので、その壁にタンスや本棚、インテリアラックなど背の高い家具を置いて音を吸収させます。
家具を置くポイントは壁ぴったりにくっつけず、少し隙間をあけておくのがベター。ぴったりとくっつけると音が家具に振動していまい、防音の効果が薄れてしまいます。
②遮音シートを使う
部屋に背の高い家具がない場合は、遮音シートを使うのも手です。
壁や床などに貼れるものが販売されています。
剥がせるシールタイプでデザイン性にも凝ったものもありますので、防音+部屋のイメージチェンジにもつながります。
yahooショッピングや楽天でも取り扱っているので、ネットで簡単に検索して購入することが可能です。
③窓に防音カーテンをとりつける
外の車の音や人の話し声などの騒音が気になる場合は、防音カーテン(遮音カーテン)がおすすめ。
生地を2重に織って繊維と繊維の間に空気があり、アルミやチタンコーティングで音を吸収させます。
防音カーテンをつけるポイントは、窓をしっかり覆う長さのものを選ぶこと、またカーテンボックスを利用すると効果が高まります。取り付ける前にきちんと窓を測っておきましょう。
賃貸物件はいろいろな人が集まって住む場所。生活スタイルもそれぞれ違うので、ある程度の妥協は必要になってきます。部屋にいる自分の音がもしかしたら、他の人の迷惑にもなっている可能性もあります。
お隣同士、摩擦がおきないよう防音の対策を行ったり、あまりにも音がひどい場合は大家さんや管理会社に相談するようにしてください。