賃貸は選び方を間違えてしまうと大変。なぜ部屋選びを間違えたのか?その原因をご紹介!
初めての一人暮らしは「どんな部屋があるのか?」「部屋のインテリアはこうしよう!」と夢が膨らむものです。
張り切ってネットで物件探しをしたら、あまりにも多すぎて何をどう選べばよいかわからなくなっている方もいると思います。
また「間取りは絶対譲れない」「駅から徒歩5分以内がいい」と条件を固定しすぎると思わぬ失敗も!
そこで今回は、賃貸選びを失敗したケースを例にあげて、その原因と対策をご紹介します。
賃貸物件の条件で「最寄りの駅からの距離」は大事ですよね。
「駅近は家賃が高いけど、バスを使うくらいなら駅近の方が絶対いい!」と考えている方は多いはず。
でもここで駅近にこだわりすぎると、実際に住んだときに思わぬ落とし穴にはまってしまう事があります。
①大通りの車の騒音でうるさい
駅から徒歩数分のところで便利だけれども、大通りに面していて夜でも交通量が多いところの物件だったため、音がうるさくて眠れないケースがあります。
②大学や専門学校がある駅で、学生達の声でうるさい
大学や専門学校のあるところは繁華街も多く、また学生同士の飲みで夜騒がしいこともあります。
<ポイント>
駅から近いという条件だけでなく、周辺の環境はどうなのか?をチェックする、距離だけでなく、駅までの道を実際に歩いてみたり夜はどんな様子なのか?をチェックしておくとよいですね。
また駅から賃貸物件の帰り道に、コンビニやスーパーなどがあるか?道は暗くないか?
そのほか病院も近くにあると、いざという時に安心です。
自分で実際見に行けない場合は、不動産の担当者に質問できるようメモにまとめておいた方がよいですね。
googleのストリートビューであらかじめどんな雰囲気なのか?見ておくのもよいかと思います。
最近のワンルーム、1Kの物件はロフト付きのものもあります。
「ロフトを寝る場所にすれば、部屋が広く使える」と考えている方いらっしゃいますよね。
しかし、実際にロフト付きの物件に住んだ人の意見では
「飲み会や会社の残業などで帰りが遅くて疲れている時にロフトに上がるのが面倒。」
「夏、クーラーの冷気があたらず、暑くて寝苦しい。」
「収納場所がなくて、結局ロフトが物置場になってしまった。」
などがありました。
ロフト付の物件は通常より高めに天井があるので解放感や、家族や友達の急な来客でも荷物を一時的に隠せるところで便利ですが、暑い空気は上にたまりやすいので夏場は暑苦しく、毎日上がるのが面倒と思う時もあります。
また上の階の音が気になったり、天井が低いため頭をぶつけやすいのが難点です。
<ポイント>
ロフト付の物件を借りる時は他に収納スペースがあるか、また物件を実際に見たときにはしごを上ったり、降りたりして使いやすいか?
またロフトから天井の高さはどれくらいか?確認をしておいた方がよいです。
ケース3:間取りを重視してしまい壁の薄さに気づかなかった
部屋は少しでも広ければうれしいもの。そこにこだわりすぎて住んでみたら隣の部屋からの生活の音が気になって仕方なかった話も聞きます。
賃貸物件は5つの建物の構造があり
・木造
⇒通気性がよいのですが、遮音性が低いのが難点。
・軽量鉄骨
⇒木造と鉄筋コンクリート造の中間。骨組みに厚さが6mm未満の鋼材を使用した建築物です。遮音性は木造より少しだけ良いという感じです。
・重量鉄骨造
⇒骨組みに厚さが6mm以上の鋼材を使用した建築物。軽量鉄骨に比べて耐震や耐火性がありますが、骨組みに鉄骨を使っているだけなので、あまり防音効果が期待できません。
・鉄筋コンクリート造
⇒柱や梁など建物の骨組み部分に鉄筋を使い、そこにコンクリートを打ち込んでいるので、高い耐震性、耐火性、断熱性、そして遮音性があります。
・鉄骨鉄筋コンクリート造
⇒鉄筋コンクリート造の建物の骨組みに更に鉄骨を使用した建物。
分譲の高層マンションに用いられ、高い耐震性、耐火性、断熱性、遮音性があります。
建築コストがかかるので、賃貸物件の中では家賃が高めです。
<ポイント>
間取りだけでなく、建物は木造なのか?鉄筋コンクリート造なのか?のチェックもしましょう。
音が気になる方は、遮音性が高い鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造の物件がおすすめです。
また物件を見た時に壁を軽くたたいて、音の伝わり具合を確認してみましょう。
壁が薄い場合、軽い音や響いたりします。一か所のみでなく、壁4方向を確認した方がよいですね。
また部屋内の音だけでなく、外の音もしていないか?も確認しましょう。
物件自体の確認のほかに、近くに小学校や公園がないかもチェックしておいた方がよいです。
子供の声や運動会などの季節のイベントの開催で音がする場合もあります。
ケース4:部屋に湿気が溜まってしまい、家具や服がカビてしまった
部屋の内見の際に気づきにくいのが「湿気」。
実際に住んでみたら、部屋の湿気がすごくて家具や洋服がカビてしまったという話もあります。
特にコンクリート造は、耐火性、防音性が高いですが、調湿性が低いので湿気がたまりやすいのが難点です。
また一人暮らしの賃貸物件の場合、窓が1方向のみの場合も多く湿気が逃げにくいです。
<ポイント>
部屋に湿気がこもりやすいかどうかは、内見の際にサッシの横の部分、サッシ横の周りの木材の部分がカビているか、またはサッシ横だけ塗りなおしがあるか?を確認します。
また壁紙が不自然に浮いている場合は、湿気がたまっている証拠なので、必ずチェックするようにしましょう。
部屋選びはとても楽しいものですが、条件に優先順位をつけて妥協ラインはどこにすればよいか?メモにまとめておくと、いざ不動産屋に足を運んだ時に担当の営業の人に質問ができます。
また内見の時にチェックを行うことができます。
大事なお金を払って住むわけなので、失敗しないよう満足のいく部屋を見つけたいですね。
私達、スタッフもお客様の満足のいく部屋探しをお手伝いいたしますので、ぜひご相談ください。
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