11月も下旬でもうすぐ12月、朝の冷え込みもだんだんと厳しくなる季節です。
そうなると、朝寒くて中々起きられない方もいるのではないでしょうか。
実は朝の寝起きがもっとも悪くなるのが12月。
ドコモヘルスケア㈱の2017年の男女2万8千人の調査で、何度も目覚まし音を出して二度寝を防止するスヌーズ機能を使っている回数が12月は平均1.52回という数値がでています。
(最も少ない月は7月の1.14回)
私たちの体の内側の温度、深部体温と呼びますが、その深部体温が最も低い時間帯が朝4時くらいです。それから少しずつ体温があがっていって2~3時間後に目が覚めてきます。
しかし寒い季節は中々体温が上昇しずらいので、スッキリとした目覚めがしにくい状況となるわけです。
朝は寒くて辛い・・・。でも会社に行かなくちゃいけない。子供の朝食やお弁当をつくらなくてはいけない。
そんな方のために寒い朝の目覚めをよくする方法をいくつかご紹介します。
1.起きる30分前にタイマーをセットして部屋を暖める
寒い時期は室内の気温も下がりやすくなるもの。室内を快適に過ごすには16℃以上の温度がないと、眠りにも影響が出てきます。
寒いけれども、エアコンをつけっぱなしで寝ると空気が乾燥して、喉や肌がカサカサになってしまう方もいると思います。
その場合は、朝起きる30分前にタイマーで暖房をセットしてお部屋を暖めるようにすると、ついつい二度寝をしてしまうことも防げます。
2.起き上がる前に布団の中で関節を動かして体温をあげる
体温が上がらないと、目覚めが悪くなるので布団の中でグズグズしがちになります。
目覚まし時計が鳴ったら、すぐに起きようとするのではなく、布団の中で腰や背中を伸ばしたり、手首や足首を回したりして関節や筋肉を動かすと体温があがりやすくなります。
筆者の場合は、通常起きる時間の10分前に目覚まし時計のアラームをセットして、鳴ったら起きることはせず、まず背中を伸ばしたり、縮めたりしています。
これを行うと起き上がる時に「辛い・だるい」が軽減されるので、おすすめです。
冬の時期は、眠りを促す・朝の目覚めを促す「セロトニン」というホルモンが低下しがちになるからです。
冬は一番日照時間が少なくなる時期。
セロトニンは日照時間の長さと関係があり、日の光を浴びるのが少ないと不眠や気分が落ち込みやすくなります。
そのセロトニンを活性化させて朝の目覚めを促すには、太陽のような明るい光を発する照明器具を使うと、脳がしっかり目覚めてきます。
最近は太陽のような自然光を再現して睡眠の質を向上させる照明も数多く販売されています。
「Ario」や「Sunn」などがあります。
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朝の目覚めを促す「セロトニン」のホルモンを活性化させるには、セロトニンを作る「トリプトファン」などの必須アミノ酸を摂ると良いです。
トリプトファンが豊富に含まれている食材は、バナナやプロセスチーズ、豆乳が代表的。
冬の日照不足によるセロトニンの働きの低下を食べ物でしっかり補って目覚めの良い朝を迎えてくださいね。