だんだんと寒くなると、暖房器具を使うことで気になるのが窓の結露。
この結露によってカーテンがカビができてしまい、アレルギーの原因になってしまったり、腐食の原因にもつながってしまいます。
でも朝毎日、拭きとるのも時間もないし面倒だし・・・。
とそのまま放置していると、布団やベットのマットレスにカビがついてしまったり、壁紙がはがれてしまうことにもつながってしまいます。
そんなトラブルにならないように、結露対策をどのように行えばよいかをご紹介します。
窓に水滴がつく結露の原因は、「部屋の中と外気の気温の差」「部屋の湿度」が大きく関係しています。
普段の生活でこんな場合があると、結露ができやすい環境になります。
〇洗濯物を部屋干ししている
〇風呂をあがった時に換気扇をまわしていない
〇料理をした後、すぐに換気扇を切っている
〇石油ファンヒーター、石油ストーブをつかっている
〇部屋に観葉植物や水槽などを置いている
先程あげた4つは水蒸気を多く発生させるため、お部屋の中の湿度が高い状態になります。
「あっ」と思った方は、お部屋の中の湿度が高い可能性があります。
結露によってカビが発生して健康被害につながるだけでなく、壁際のコンセントにつなげている電子機器やケーブルに結露の水滴が滴りおちて、ついてしまうと漏電や火災を引き起こす場合があります。
冬の寒い時期の結露を防ぐ方法で一番簡単で効果的なのが「換気」をおこなうこと。
その際、ポイントなのが空気の通り道をつくり湿気を含んだ空気を外に追い出すようにします。
ワンルームや1Kの間取りでは窓が一か所しかない場合が多いので、窓とドアを少しあけて空気を入れ替えるとよいです。
おおよそ6~8帖くらいのお部屋で約10分くらいで空気が入れ替わります。
筆者も家に帰ってきた時に約10分。そして部屋がだいぶ暖かくなった時に窓をあけて空気を入れ替えています。
料理中はお湯をわかしたり、食べ物を焼いたり、煮たりする際に水蒸気がたくさん発生します。
料理をし終わったら、たいていは換気扇を切ってしまうと思いますが、換気扇を切らず1時間ほど回しておくと、湿気が外にでていきます。
実は石油ストーブやファンヒーターなどの暖房器具は、燃焼する際に水蒸気を発生させます。
結露を減らすようお部屋を暖めるには、エアコンやオイルヒーターなどの電気式の暖房器具を主軸に切り替えたり、燃焼系の暖房器具は長時間は使わないようにすると良いです。
サーキュレーターをうまく使ってお部屋の空気を循環させ、窓付近の空気をひやさないようにします。
部屋全体の空気が循環することで暖房効率もあがりますので、お持ちの方は是非活用してみてください。
どんなに頑張っても窓に結露ができてしまう場合は、新聞紙を貼り付けて水分を吸わせます。
新聞紙の紙は水分をとても吸いやすく、またインクの成分によって油汚れなどを分解してくれてワックスのようなコーティング効果があります。
また新聞紙を折りたたんで窓の下のレールにはさんでおくと、結露がしたたり落ちた水分を吸い取ってくれるので、レールのカビ発生を防いてくれます。
また100均ショップでも結露防止アイテムが販売されています。
結露防水シートもかわいいデザインのものが豊富に売られており、その他に結露取りワイパーやシートもあります。
そのようなアイテムを上手に活用して結露を防ぐとよいですね。